厚労省によると、アニサキスの報告件数はここ数年、増加傾向にある。18年は、ニワトリなどにいる細菌カンピロバクターの319件(同1995人)を上回り、食中毒の原因として初めて1位になった。これまでは刺し身でサバやイカ、サンマを食べたことによる感染が多かったが、18年はカツオによる件数が前年比10倍の100件(同103人)に増えていた。
厚労省の担当者は「海水温の変化などで昨年カツオがとれた海域にアニサキスが寄生する餌が多かった可能性もある」としている。現在、厚労省研究班が実態を調査している。
厚労省は予防策として、70度…残り:193文字/全文:578文字
2019年3月13日20時46分
朝日新聞デジタル
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