モスクワ物理学研究所の研究者は、米国とスイスの同僚と協力して、量子コンピュータの状態を1秒の何分の1か過去に戻しました。
彼らはまた、星間空間にある電子が自発的に短い過去に戻る確率を計算しました。
この研究は3月13日にScientific Reportsに掲載されました。

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チームは、短い過去に、自発的に局在化するほんの一瞬のうちに電子が「にじむ」ことを観測する確率を計算することに着手しました。
毎秒100億個の新しく局在化した電子を観測して宇宙の全寿命(137億年)を過ごしたとしても、粒子の状態の逆進化は1回しか発生しないことがわかりました。

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研究者らは、85%のケースで、2量子ビット量子コンピューターが実際に初期状態に戻ったことを発見しました。3つのキュビットが関係していたとき、より多くのエラーが起こりました。結果としておよそ50パーセントの成功率をもたらしました。
著者によると、これらのエラーは実際の量子コンピュータの不完全性によるものです。より高度な装置が設計されるにつれて、誤り率は低下すると予想されます。