https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190315/k10011849611000.html

愛知県豊田市で飛び降りて自殺したとみられる小学6年生の女の子2人の父親が教育委員会宛てに連名で手紙を出し、
その内容が公開されました。手紙には、親として心を痛めていることや子どもを巻き込む調査を望んでいないことがつづられています。

今月12日、豊田市陣中町のマンションの敷地で同じ小学校に通う6年生の女の子2人が倒れているのが見つかり、死亡が確認されました。
警察は飛び降り自殺を図ったとみています。

2人が通っていた小学校では14日夜、保護者説明会が開かれましたが、その終了後に2人の父親が連名で直筆の手紙を書き、
校長を通じて教育委員会に渡すよう依頼したということです。

手紙はA4判の紙1枚で「今回の件では親として大変心を痛めています。大切に思うのは、残された6年生や在校生が
平静を取り戻し落ち着いた卒業式、明るい中学校生活に向かってくれることです」と書かれています。

また、両家の間で話し合いを済ませ、互いに納得しているとしたうえで「これ以上、子どもたちを巻き込む調査などは望みません」とつづられています。

豊田市教育委員会では問題の原因究明を放置することはできないとして遺族の意向に十分配慮し、子どもたちの心のケアも行いながら
再発防止に向け適切な調査を行うとしています。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190315/K10011849611_1903151538_1903151541_01_02.jpg
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