https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2019/03/16/JD0057881432

宇佐市教委は15日、市内の小学校で学級担任を務める20代の女性臨時講師が、
無断で児童の答案用紙を撮影し、インターネットの会員制交流サイト(SNS)に投稿していたと明らかにした。
誤った解答を載せ「あー面白かった」と嘲笑するようなコメントを添えていた。市教委は臨時会見で
「教職員として許されない行為。おわびします」と謝罪した。
 
市教委などによると、講師は低学年のクラスを担当。今月、自身のインスタグラム(写真共有アプリ)に
児童が誤答した国語の宿題プリント2枚を掲載した。児童の名前は写っていない。以前勤めていた
市外の小学校でも同様の投稿をしていたとみられ、2014年から計21枚の写真を確認。
ネットで誰でも見ることができる設定だった。既に削除している。
 
児童の保護者が気付き、11日に学校に連絡して発覚。学校や市教委の聞き取りに対し
「解答が素直でかわいらしいと思い投稿した。名前を載せていないので大丈夫だと思った。反省している」
と釈明したという。
 
市教委は県教委と協議し、処分を検討する。後日、保護者会を開いて説明する方針。
市内各校の教職員を対象としたSNSの取り扱いに関する研修会を今後実施する。
 
竹内新教育長は「教育公務員として児童や生徒の個人情報を預かっている。不用意にネットに
掲載すること自体、全く不適切」と述べた。
 
保護者の一人は取材に対し「子どもが一生懸命に考えた答えを面白おかしく投稿した。教員以前に人として失格」と批判した。