感電で中電と元所長を書類送検
03月19日 12時35分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20190319/3030002317.html

去年、御前崎市で、高圧の電線を修理していた作業員の男性が感電し、一時、心肺停止になった労働災害について、磐田労働基準監督署は危険を防止するための必要な措置を講じなかったとして中部電力と出先部署の元所長の男性を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。

書類送検されたのは、中部電力と出先部署「浜岡サービスステーション」の元所長の51歳の男性です。

磐田労働基準監督署によりますと、中部電力と元所長は、去年7月下旬、御前崎市内で高圧の電線の修理を行う際、作業に当たった当時28歳の男性に、感電を防ぐ保護のための器具を十分装着させないなど危険を防止する必要な措置を講じなかったとして、労働安全衛生法違反の疑いが持たれています。
男性は、作業中に感電し、一時、心肺停止になったということです。

磐田労働基準監督署は18日、静岡地方検察庁浜松支部に会社と元所長の書類を送致しました。

調べに対し、元所長は容疑を認めているということです。
中部電力は「関係者の皆様におわび申し上げます。作業の安全にいっそう努めて参ります」としています。