東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は20日、来年3月26日から始まる聖火リレーで用いるトーチを都内で公開した。上部から見ると桜の形をしたデザインで、5つの花びらごとに炎が上がり、中央で合わさる。来年、桜の咲く季節に、トーチを手にした聖火ランナーが、復興のシンボル「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町・広野町)を出発する。
聖火トーチをデザインした吉岡徳仁さんと、リレーの公式アンバサダーに就任したオリンピアンの野村忠宏さんがベールを外しトーチを披露した。桜をモチーフにした理由について、吉岡さんは2015年に福島県の小学校で子どもたちと桜を描いたことがきっかけと話した。トーチの素材には復興仮設住宅のアルミ建築廃材を30%使用。復興五輪が前面に押し出されている。
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