朝早い時間に起きるのが得意、また午前中のほうが勉強や仕事に集中できるという「朝型人間」か、その逆の「夜型人間」か。そのどちらになるかに影響を及ぼす遺伝子は、過去の研究で示された数よりずっと多いようだと英国などの国際チームが英科学誌に報告した。

 英バイオバンクなどに登録された計約70万人分のゲノム(全遺伝情報)と、睡眠習慣に関するアンケートの内容を分析した結果、「自分は朝型」という答えと関連する遺伝子の変異は計351カ所あった。

 過去の研究では、朝型か夜型かに影響する変異は24で、夜型の人は肥満や糖尿病との関連がみられるとされていた。

 今回見つかった変異は肥満、糖尿病との関連はみられなかった一方、朝型の人は鬱病や統合失調症のリスクが低かった。

産経ニュース 2019.3.20 08:28
https://www.sankei.com/life/news/190320/lif1903200014-n1.html