セキュリティ勉強会休止、「攻撃コードの研究発表でも逮捕されかねない」と懸念 いたずらURL事件受け

セキュリティエンジニアのozumaさんはこのほど、主催しているセキュリティ勉強会「すみだセキュリティ勉強会」の
活動をしばらく休止すると発表した。JavaScriptを使ったいたずらプログラムのURLを掲示板に書き込んだ3人が
不正指令電磁的記録(ウイルス)供用未遂の疑いで摘発された事件などがきっかけで警察に不信感を募らせており、
「単なるセキュリティ勉強会ですら、脆弱性の解説や攻撃コードの研究発表を理由に、逮捕事案にしかねない」
と懸念したためという。

すみだセキュリティ勉強会は2013年にスタートしたWebセキュリティの勉強会で、年3回ほどのペースで都内で実施。
勉強会では、一線のセキュリティエンジニアが、Webの脆弱性を具体的に説明したり、攻撃コードを挙げながら
攻撃手法を解説してきた。

(中略)

逮捕された後不起訴になった場合でも、「逮捕歴が付くとアメリカに渡りたくてもビザが下りないなど、
人生設計が狂うほどの影響がある」とし、学生など若い参加者のリスク管理のためにも勉強会の休止を決めたという。

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1903/20/news079.html

ITmedia ニュース 岡田有花 2019年03月20日 11時53分