3/23(土) 8:43配信
Web東奥

 青森県教育委員会は22日、会員制交流サイト(SNS)のフェイスブック(FB)とツイッターで、18歳未満の女性2人と裸の画像を交換し合ったなどとして、むつ市立中学校の男性教諭(39)を停職6カ月の懲戒処分にしたと明らかにした。教諭は処分日の20日付で辞職した。県教委はこの事案をはじめ、盗みによる停職処分など計6件の懲戒処分を、22日に県庁で開かれた定例会に報告した。

 2018年度の県教委の懲戒件数はこれで31件となった。15年の17件、16年の18件、17年の22件から急増し、異常ともいえる事態となった。18年度のうち、今回の事案を含め性的な事案は5件に上る。

 県教委によると、男性教諭は14年ごろから18年11月ごろにかけて、SNSで未成年を含む多くの女性にメッセージを送信。その中で、FBで知り合った18歳未満の女性2人に「性経験はあるの?」との趣旨などの文章を送っていた。

 画像のやりとりは14年に1回、17年に2回で、3回合わせて計20枚分あった。画像は第三者には見えない状態だった。教諭は画像入手後、3日〜1週間程度でデータを削除しており、現在は持っていないという。

 昨年11月と12月、勤務する学校に匿名の電話があり、学校が本人に確かめたところ認めたため、むつ市教委に報告した。調べに対し教諭は、SNSの利用について「ストレス解消のためにやっていた」と説明し、行為については「教員として恥ずべき行為であり教壇に立つ資格はない」と話していたという。

 一方、盗みの事案は、特別支援学校の男性臨時実習助手(27)が昨年9月の休暇中に、秋田市内のパチンコ店で他人の玉貸機のICカードを持ち去って、現金化した4千円を盗んだもの。停職3カ月の処分となり、処分日の2月26日に辞職した。

 定例会では、女性へのセクハラ行為で2月28日付で懲戒免職となった八戸市の男性小学校教諭(50)の事案(公表済み)も報告された。和嶋延寿教育長は「ゆゆしき事態。市町村教委と一丸となって信頼される学校づくりに努めるよう、引き続き指導の徹底を図りたい」と語った。

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