2019年3月25日 22時33分 読売新聞オンライン
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 山口県下松市の県立下松工業高の男性教諭(40歳代)が生徒に暴言を浴びせたり、バリカンで頭髪を丸刈りにしたりしていたとして、生徒や保護者が県教育委員会に懲戒免職を求めていることが、学校への取材でわかった。

 学校によると、男性教諭は1年生の担任。受け持ちクラスの生徒に「ぼけ」「あほ」などと不適切な発言を繰り返し、男子生徒1人の頭髪を丸刈りにするなどした。

 学校が事案を把握した昨年12月、教諭は生徒や保護者に謝罪。しかし、担任クラスの全生徒40人と保護者39人は「担任との関係で生徒がストレスを感じている」と訴え、教諭の懲戒免職を求める嘆願書(2月26日付)を県教委に提出した。

 県教委教職員課は「事実関係を調査中で、詳細を言える段階ではない」としている。学校側は今月15日、県教委の担当者が同席して生徒や保護者向けに説明会を開催。教諭が生徒と保護者に再度、謝罪したという。

 同校の高橋等校長は「教諭に指導の改善を口頭で注意してきた。教諭本人も反省の態度を示していた」としている。