外反母趾の治療用の靴に適用される健康保険の保険金をめぐり、愛知県の会社が市販の靴を加工したものを「オーダーメード」と偽って1億円余りの保険金を不正受給していたことが分かりました。

 保険金を不正に受け取っていたのは、愛知県小牧市の松本義肢製作所です。

 会社の社長によりますと、外反母趾などの治療用の靴として、市販のスニーカーを加工した商品を、健康保険が適用されるオーダーメードのものだと偽って販売し、2007年からの8年間で、保険金およそ1億1700万円を不正に受け取っていたということです。

 保険は患者1人につき年に1足分しか適用されないため、領収書には1足10万円と書いて2足を販売していました。

 「(Q.当時の対応は甘かった?)それは甘かったと思っています。臨床の現場のニーズから生まれたことに対応した結果だった」(松本義肢製作所・松本芳樹社長)

 会社は保険の請求先が判明した6300万円ほどを既に返金しているということで、今後も請求先がわかれば返金するとしています。

http://www.rsk.co.jp/news/news_jnn.cgi?cat=1&;id=3639678
2019年4月4日(木) 11:15