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2019/04/10(水) 23:46:40.57ID:D2N5FAXj9トップニュース
2019年4月10日 / 10:18 / 4時間前更新
焦点:トルコ政府、リラのオフショア市場締め付けで大きな代償
Reuters Staff
[ロンドン 9日 ロイター] - トルコ当局は過去1カ月にわたって、ロンドンのトルコリラ市場の流動性を締め付ける力を誇示してきた。しかし同市場を完全に殺してしまえば、自らが支払う代償は非常に大きくなるだろう。
昨年のリラ急落がトルコに深刻な景気後退(リセッション)をもたらしただけに、エルドアン政権は、取引を不安定化させる投機筋の温床とみなしているオフショア市場を抑え込むことの利点に目を向けているのかもしれない。
トルコにとって年平均140億ドルの直接投資を呼び込み、6万社近い国内企業が外資を利用している背景に、オフショア市場という潤滑油があることは政府も十分承知している。それでもエルドアン大統領はしばしば、外国の「投機筋」がリラ急落を主導していると批判してきた。リラ安はトルコ企業の外貨建て債務の支払いや借り換えを困難にするとともに、家計のドル預金を加速させ、物価と金利を押し上げて経済成長の足かせとなっている。
だから政府が先月末に国内銀行に対してオフショア市場でリラの流動性を供給しないよう命じたのは、よく考えられた作戦のように見える。こうした措置を受け、オフショア市場ではリラの翌日物借り入れ金利が1000%超も跳ね上がり、売り持ち筋に打撃を与えた。しかし同時に市場は機能しなくなった。
先週になると市場はある程度復活したものの、ソシエテ・ジェネラルの新興国市場戦略責任者ジェーソン・ドー氏は、トルコ政府がもし投機の息の根を止めずに済むなら、本当は徹底的にオフショア市場をつぶしたい気持ちなのだということが分かったと指摘。外国勢の売り持ちポジションの大規模な解消を強制した点からはそうしたメッセージが読み取れるとした上で、途方もないほどのボラティリティがトルコ政府の怒りを招いたと付け加えた。
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