神道というのは、私から言えば自然の畏怖や豊かさのような気がするけども、恐らくは環境の中で
育まれたんだろうと思うし、昔はそういう緑豊かな(人工的ではない)世界がギリシャでも、中近東でも
広がっていたんだろうと思うわけ

川が流れる音、トンビが舞い、木々のささやく音、風、太陽の光、そういう全ての世界を神々の世界に
凝縮したんだろうと思うわけ

大雨の後に濁って冷たく荒れる川、晴れの日が続いた後の澄んだ川、夕暮れ時に聴こえるひぐらしの声、
山の向こうに落ちていく太陽とかね

年寄りが太陽に指をさしてお天道様と言ったりね

そういう自然の霊性を全てひっくるめて神道なわけだけど、そういう感覚を幼い時に持てないと
国家神道になるわけよ。神道を理解出来ないのね