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 > 「女性が自身のキャリア向上のために性的関係を持つ必要があると判断し、
 > 実際にそうして、自発的に行うことを意識的に決定したのだ」と述べた。
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【『キャリア向上のための性的関係はレイプではない』英紙“タイムズ”(2018年3月3日)】
https://www.thetimes.co.uk/article/benjamin-brafman-interview-if-a-woman-has-sex-to-help-her-hollywood-career-that-is-not-rape-cdcz2rl6p
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■経 緯
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●平成27年4月3日夕
女と男は仕事の相談をするため恵比寿で落ち合い、会食や飲酒を行った。
泥酔した女は、男が逗留していたシェラトン都ホテル東京に泊めて貰う事に。
このとき、女は酒の飲み過ぎで嘔吐し続け、自らの着衣を汚してしまった。
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● 4月4日朝
半裸姿の女が男のベッドに入り込んできたことから、SEXするに至った。
女はひと眠りした後、いざ家に帰る段となり、自分の着衣が、
嘔吐物塗れになっていた為、男からTシャツを借用し、それを羽織って帰宅した。
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● 4月5日昼
女と男の間で次のようなメールのやり取りが交わされた。
女「昨日はお疲れさまでした」
男「お疲れさま。あんなに吐いて、大丈夫だった?」
女「もう大丈夫です。Tシャツ洗ってお返ししますね」
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● 4月6日夜
女から「Ym口さん、お疲れ様です。 無事ワシントンへ戻られましたでしょうか?
VISAのことについてどのような対応を検討していただいているのか案を、
教えていただけると幸いです」とのメールが発出されたが、男から返事はなかった。
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● 4月7日
女は友人らに男との間であった事を話したところ、メールを送り直す事を勧められ、
素案を考えて貰った上で男に送信。この辺りから女と男の間で交わされたメールや、
電話の話題は、SEXを行った際の「同意の有無」へ移っていった。
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● 4月9日
女は警視庁原宿署に相談。
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●平成28年7月22日
犯罪を構成する証拠が提示されなかった事から、男は嫌疑不十分で不起訴処分となる。
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●平成29年5月29日
不起訴処分から相当の月日が経過した翌年5月末、女は記者会見を開き、
検察審査会に審査を申し立てることを発表。
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● 9月21日
男を不起訴とした東京地検の処分について、東京第6検察審査会が「不起訴相当」と議決。
なお、検察審査会とは、無作為に選出された11名の一般市民が、
当事者たちとは何の利害関係のない第三者の立場で証拠類を慎重に再検証し、
不起訴が相当だったか否かを判断・議決するものである。
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● 9月28日
女は男を相手に1100万円の損害賠償を求める民事訴訟を起こした。
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● 10月18日
女は文藝春秋社から著書「Black Box」を出版。
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● 10月24日
女は日本外国特派員協会で会見を行い、日本における性暴力被害の課題を訴えた。