https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190417-00010001-wedge-ent
サイン盗み疑惑で“暴走”した星稜・林監督の去就

不正と認められず星稜は習志野に敗れた。
納得できない林監督は試合後も相手控え室へ乗り込み、習志野の小林徹監督へ
直接抗議。報道陣へ怒りをぶちまけた後、今度はセンバツの大会期間中にも
かかわらず無断で週刊誌の取材を受けた。

林監督自身も復帰に強い意欲を示しているが、世の中の風当たりは相当なものだ。
高校野球界からも「続投すべきではない」「潔く身を引くべきだ」などといった
厳しい声が大勢を占めている。

林監督の暴走はスポーツの指導者、教育者として許されるべき行動ではない
だろう。審判団の決定を不服として冒涜した挙句、準優勝した習志野のナイン、
小林監督らチーム関係者の栄誉にも泥を塗り、さらに週刊誌へネタを“切り売り”
するという前代未聞の行為に及んだからである。

「違反行為があった」と叫んでいる張本人が実は裏側でルールを次々と無視して
好き放題やっていたのだから、本末転倒としか言いようがない。

高野連関係者も「申し訳ないが、林さんは高校野球の指導者の職務に就く資格
はない」

「林監督の行為にはフェアプレー精神の欠片もありません。要は自分こそがす
べて正しいとする我がままの権化。
誰もが林監督のような愚行を犯すようになったら、もうプロレスの場外乱闘で
凶器攻撃を行うのと同じですよ。規則もへったくれもあったもんじゃない。
この件は確かにサイン盗み疑惑に端を発してはいますが、それとリンクさせ
る問題ではない。よく流れや状況を飲み込めていない人たちは一緒にして混
同しがちですが、切り離して考えるべきです。
審判の判断に不満を抱いて感情を抑制できないまま我こそが正しいと思い込み、
試合以外のところで世の同情を買おうとした。非常に狡猾であり、高校野球の
長い歴史上でも例を見ません」

これとは別に高野連の内部からは「林監督は週刊誌上で、習志野のセンバツ一
回戦のバックネット裏でカメラを回しながら二塁走者が相手バッテリーのサイ
ンを目視し、それを伝達する怪しげな行動を20回以上もあったと言い切っている。
百歩譲るとするならばなぜ、それを週刊誌上で明かすのではなく、まず我々
に提出して問題提起しようということをしなかったのか。そこまで自信がある
ならなおさらで、まず順序が違う。まったく意味が分からない」
との疑問も投げかけられていた。

林監督が「星稜の歴史」に汚点を残してしまった。