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2016〜17年度の2年間、青森県六ケ所村農業総合公社(理事長・戸田衛村長)の事務局長を務めていた男性が、公社の経費200万円余りを流用し、農機具を私的に購入するなどしていたことが16日、関係者への取材で分かった。流用を認め全額弁償しており、公社は刑事告訴しない方針という。男性は17年度末で事務局長を退職している。
関係者によると、元事務局長は公社の経費で購入した草刈り機などの農具や、経費で修理した公社の大型トラクターを自宅で私的に使っていた。
現在まで私的に使っていた農機具は全て公社に返還し、現物が残っていない物に関しては現金で弁償しているという。16日午後、同公社副理事長である橋本晋副村長らが関係者に「解決済みの事案」として説明したという。
公社は週明けにも総会を開き、被害総額や流用の内容、件数などについて詳しく報告する予定。戸田村長は取材に対し「理事長である私が監督しなかったということになる。総会後に会見できちんと説明し、謝罪しなければならない」と話した。
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