「上皇さま座って見送り」否定=宮内庁、報道に強く反発
2019年05月20日15時44分

宮内庁の西村泰彦次長は20日の定例会見で、14日行われた天皇陛下への
安倍晋三首相の「内奏」に関し、上皇さまが天皇だった時には座って首相を見送られていたとの一部報道について、
「お座りのままお見送りしたということはあり得ないというのがわれわれの認識」と述べた上で、
「上皇陛下に対して極めて非礼で尊厳を傷つける。宮内庁として極めて遺憾だ」と強く反発した。
 
毎日新聞は16日付朝刊で、関係者の話として、首相が内奏に関し、
「前の天皇陛下はいつも座ったままだったが、今の陛下は部屋のドアまで送ってくださって大変恐縮した」
と話したと報道した。
 
西村次長は、官邸幹部にも確認したが、首相はそのような発言はしていないとのことだったと説明。
ただ、毎日新聞社に個別に抗議することは考えていないという。

時事ドットコム
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019052000686


参考記事
天皇陛下への「内奏」 野党が写真公表批判 「天皇の政治利用だ」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190515-00000087-mai-pol
一方、首相は14日夜、新元号発表に関わった首相官邸幹部らと会食。
関係者によると、首相は「前の天皇陛下はいつも座ったままだったが、
今の陛下は部屋のドアまで送ってくださって大変恐縮した」と話した。