この日、番組に登場したのは、大宮駅で番組スタッフに声を掛けられた47歳の男性。
到着した家は、かつては家族と生活していた一軒家。家の中には“とある理由”で閉めたという、自身が経営していた和食店で使っていた
商売道具がたくさん置かれていた。閉店したのは「3年くらい前」。その理由については「閉めざるを得なかった。
ものすごいみんなで賑わってたけど」と語る。

「3年前、長女が高校1年生のときに、浦和でご老体に後ろから轢かれて亡くなったんだ。ニュースでもずっとやってた」
「(運転してた人は)当時80歳」
「一生懸命頑張って進学校に入ってくれて。したらその瞬間だからね、命奪われて」
「午後2時30分頃かな。横断歩道渡り終えた娘が浦和駅に向かって歩いてたんですよ。老人が運転する車、娘に気付かなくて、
助手席に奥さんが乗って『危ない!』って言ったらしいんですよ。それで慌てたのか知らないけど、アクセルとブレーキ踏み間違えたと」
「そのまま壁に向かってうちの娘を押し当てて、5分も6分も10分も降りて来ない。本人は。周りの人間がダーンと窓叩いて、それでも降りてこない。
『何やってんだ!お前、早く降りろ!バックしろ!』。それでもアクセル踏み潰してた」
「娘が『ギャーー!』って言ってる声がマンションの3〜4階まで響いてたってんだから」
  
長女は救急車で病院に運ばれたが、その時点で心肺停止。開胸して心臓マッサージも行われたものの
「心臓の一番太い血管損傷で、失血で亡くなった」という。