https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190524/k10011926891000.html

23日のニューヨーク株式市場は、米中の貿易摩擦への懸念が再び強まり、ダウ平均株価の終値は、
前日に比べて286ドル値下がりしました。これを受けてリスクを避ける動きが広がって原油価格は大幅に下落し、
外国為替市場では、いくぶん円高ドル安が進みました。

23日のニューヨーク株式市場は、米中の貿易交渉をめぐって双方の当事者が批判的な発言を繰り返し、
交渉再開の見通しが不透明になっているとして、大きく値下がりして取り引きが始まりました。

IT関連株が下落したほか、墜落事故で同型機の運航再開のめどがたたないボーイングの株価が
値下がりするなどしたため、ダウ平均株価は、一時、前日に比べて440ドルを超える大幅な下落となりました。

結局、終値は、前の日に比べて286ドル14セント安い、2万5490ドル47セントでした。

また、株価の下落を受けて、リスクを避ける動きが広がり、ニューヨーク原油市場では、国際的な原油取引の
指標のひとつWTIの先物価格が、一時、前日に比べて6%を超える大幅な値下がりを記録しました。

さらに外国為替市場でも、ドルを売って円を買う動きが強まって、いくぶん円高ドル安で取り引きされています。