ケニアでの植民地時代のLGBT規制に対する訴訟
https://lgbt-life.com/topics/news20180405/
当サイトではアフリカ地域について書かれた記事がいくつかありますが、アフリカ地域は依然としてセクシュアル・マイノリティに厳しい姿勢を取っています。今回は東アフリカのケニアでLGBTアクティビスト達が起こした、アフリカのLGBTの権利向上にとっては画期的な裁判のニュースをご紹介します。
植民地時代の負の遺産への抗議
アフリカ地域は西洋によるかつての植民地化の影響が今でも大きく残っている場所ですが、今回のケニアのLGBT規制も植民地時代に制定されたものです。
ケニアでは同性愛者であること自体は違法ではないとされていますが、今回訴訟を起こしたNational Gay and Lesbian Rights Commission (NGLHRC)を含むLGBTグループは、刑法の162 (a),162 (c) ,165の部分が事実上セクシュアル・マイノリティを犯罪者として扱っていることを指摘しています。