もともと、まともな専門家は、この報告書について適切な解説は加えていた。
特に「平均値」を使って2000万円足りない!なんて議論は酷い、と。
例えば経済学者の飯田泰之は以下のような記事を書いている。
不安を煽って政治利用しようとする人たちの煽り口上に乗っかる前に、この解説記事を読んでおくのを勧める。

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/65151
「老後に2000万円不足」騒動、金融庁の欺瞞とマスコミの大間違い

>家計調査は、支出を通じて家計の消費行動を捉えることを目的に作成されている。図の支出は調査対象世帯の支出額の平均値であり、その値は「老後の生活に必要な額」とは関係がない。
>このデータから読み取れることは、「2017年の高齢者無職世帯は(平均すると)月26万円使うことができる収入と蓄えがある」ということのみだ。