「バカか」消費増税凍結主張 自民党議員の理由

 「国会の爆弾男」として知られる自民党の西田昌司参院議員は毎日新聞
政治プレミアに寄稿し、「日本はデフレだ。消費増税は凍結すべきだ」と
訴えた。

 西田氏は2019年1〜3月期の国内総生産(GDP、季節調整値)の速報値が
年率換算で2.1%増となったことについて「景気が良くなったというのは
全くの解釈違いだ。『本当にバカか』と私は言いたい」と強調する。

 実質賃金が下がり、企業が稼ぎを人件費に回す割合である労働分配率も
下がっている。企業の利益が国民に回っておらず、個人消費が増えないという
構造があると指摘する。

 そうしたなかで企業は株価を上げるために自社株買いをしているとして
「従業員の給与を増やさず、株主と経営者が自分の懐にいれている。
とんでもない話だ」と批判する。

 そのうえで「消費増税を強行すれば間違いなく経済は悪くなる」として
「経済を良くするためには消費増税を凍結すると同時に、補正予算を直ちに
組んで財政出動をしなければならない」と強調する。

 財源については国債発行で賄えばよいとして「デフレ下では恐れずに
国債を発行して需要を創出し、国民の貯蓄を増やしていくことが大事だ。
本質的な問題であるデフレを止めることが最優先だ」と主張した。


毎日新聞(6/24(月) 9:30配信)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190624-00000006-mai-pol

※依頼あり
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