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2019/07/07(日) 04:36:57.69ID:cHs+gfF39https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190705-00010000-dime-ent
2019/7/5 6:50
YAHOO!JAPAN NEWS,@DIME
6月16日、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)の最新レポート「再生可能エネルギーと雇用−年次総括」が公表された。
2018年の再生可能エネルギーでの雇用は世界で1100万人に
同レポートによると、2018年、世界で1100万人が再生可能エネルギー産業で雇用されていることが判明。
ちなみに、2017年の雇用者数は1030万人だった[1]。ますます多くの国々が再生可能エネルギー技術の製造、貿易、設置を進める中、最新のRenewable Energy and Jobs-Annual Review (再生可能エネルギーと雇用 - 年次総括) によると、中国を含む主な再生可能エネルギー市場の成長の鈍化がみられるにもかかわらず、再生可能エネルギー産業の雇用は過去最高水準まで増加していた。
東アジア、東南アジア諸国が太陽光発電パネルの輸出国として台頭
再生可能エネルギーのサプライチェーンの多様化が、このセクターの地理的状況を変えつつある。これまで再生可能エネルギー産業は中国、米国、欧州連合等の一握りの主要市場に集中していた。
しかしながら、東アジア、東南アジア諸国が中国と並んで太陽光発電パネルの輸出国として台頭してきている。
昨年はマレーシア、タイ、ベトナム等が再生可能エネルギーでの雇用増加を支えており、アジア全体で世界の再生可能エネルギー産業における雇用の60%を占めるようになっている。
IRENAのFrancesco La Camera事務局長は、「気候変動上の目標のみならず、各国政府は、再生可能エネルギーへの転換が多くの雇用機会を創出することを踏まえ、低炭素経済の成長を牽引するものとして再生可能エネルギーを推進しています。再生可能エネルギーは、環境、経済、社会といった持続可能な開発の主要分野全てに貢献するものです。世界のエネルギー転換が加速するにつれ、この分野の雇用創出面での効果は、持続可能な開発の社会的側面を強化し、ひいては各国が再生可能エネルギーに力を入れる理由の一つにもなっています。」と述べている。
太陽光発電における雇用、アジアで300万人に達する
太陽光発電と風力発電が再生可能エネルギー産業の中で最も活発になっている。
太陽光発電は2018年において再生可能エネルギーの就業全体の1/3を占めるなど、最も高いシェアとなっており、液体バイオ燃料、水力、風力がこれに続く。地理的には、アジアには300万人の太陽光発電での雇用があり、これは世界全体の9割近くに相当。
風力発電の多くは陸上で行われており、120万人の雇用の大部分を占めている。中国のみで世界全体の風力発電における雇用の44%を占めており、ドイツ、米国がこれに続く。洋上風力発電は、国内の容量を追加するとともに、石油、ガス産業との相乗効果を発揮させる上で、特に魅力的な選択肢だ、
再生可能エネルギーの雇用の主な点は以下のとおり。
■太陽光発電
太陽光発電は再生可能エネルギーの雇用全体の1/3を占める最大の就業機会。2018年には、太陽光発電での雇用はインド、東南アジア、ブラジルで増加する一方、中国、米国、日本、欧州連合では減少した。
■バイオ燃料
バイオ燃料での雇用は生産量の増加に相まって6%増え、210万人となった。ブラジル、コロンビア、東南アジアでは非正規雇用を主体とする労働集約型のサプライチェーンがみられるのに対し、米国及び欧州連合では機械化が進んでいる。
■風力発電
風力発電での雇用は120万人。陸上のプロジェクトが大部分を占めるものの、洋上風力も拡大しており、洋上における石油及びガスセクターで培った技術とインフラストラクチャーを活用できる可能性がある。
■水力発電
水力発電は再生可能エネルギーの中で導入設備容量が最大だが、増設の速度は鈍化傾向に。このセクターでの直接雇用は210万人であり、その3/4は運転とメンテナンスに従事している。
出典元:国際再生可能エネルギー機関(IRENA)
構成/こじへい