東京外為市場ニュース
2019年7月15日 / 20:03 / 14分前更新
欧州株式市場=上昇、ECBの緩和期待と好調な中国指標で
Reuters Staff
[15日 ロイター] -
<株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード
終値
STOXX欧州600種 387.75 +0.90 +0.23 386.85
FTSEユーロファース 1525.52 +3.10 +0.20 1522.42
ト300種
DJユーロSTOXX5 3502.22 +4.59 +0.13 3497.63 <.STOXX50E
0種 >
週明けの欧州株式市場は上昇して取引を終えた。欧州中央銀行(ECB)が緩和策に
着手するとの期待と、好調な中国の統計が買い材料となった。
ドイツ経済省は月報で、企業の活動は低迷しており、最近のデータはサービス業の成
長鈍化を示すと指摘。これを踏まえ、第2・四半期の経済は総じて弱いトレンドだったと
の見解を示した。ただドイツのクセトラDAX指数は0.52%上
昇。景気鈍化を理由にECBが翌週の会合でさらなる緩和策を発表するとの期待が広がっ
た。
中国の6月の鉱工業生産と小売売上高が市場予想を上回ったことで、リスク志向がさ
らに高まった。中国の第2・四半期国内総生産(GDP)は6.2%増と、27年ぶりの
弱い伸びとなったものの、予想通りの結果だった。
STOXX欧州600種自動車・部品株指数と化学株指数、資源株指
数など、通商政策に左右されやすい銘柄の値上がりが目立った。
ベルギーのバイオ企業、ガラパゴスは18.8%上昇し過去最高値をつけ
た。米製薬大手ギリアド・サイエンシズがガラパゴスに51億ドルを投資すると
したことが好感された。