【岩手】小説のモデルにも 無医村に赴任した医師夫妻の顕彰碑建立 葬儀にはマイクロバス7台で村民が駆けつける
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
毎日新聞 2019年7月24日 08時27分(最終更新 7月24日 09時53分)
無医村に赴任して地域医療に尽くし、村の青年たちとも交流を重ねた医師、将基面（しょうぎめん）誠さん（82）＝千葉県木更津市在住＝と45歳で亡くなった妻春代さんを顕彰する「花笑みの碑」が岩手県田野畑村菅窪に建立された。春代さんは梅の花が好きで、二人をモデルにした吉村昭（1927〜2006年）の小説「梅の蕾（つぼみ）」の題名にもなった。碑には村を愛した夫婦にふさわしい、その梅の花が彫られている。
千葉県がんセンターの婦人科医長だった将基面さんは82年4月、田野畑に赴任した。春代さんと3人の息子、可愛がっていたインコも一緒。春代さんは引っ越しのトラックに梅の苗木を45本も積み込んだ。村の診療所には医師がおらず、将基面さんは当時村長だった早野仙平さんから懇願されて決意した。
「こんな遠い所に来たのかと思ったら、なぜか涙が出てしまう」とふさいでいた千葉県出身の春代さん。だが、春になると山にツツジやフジの花が咲くのを見て、村の自然に心を奪われた。それもつかの間、7年後の89年1月、血液の病気で千葉の病院で息を引き取った。木更津での葬儀にはマイクロバス7台に分乗した200人もの村民が駆け付け、早野村長も「田野畑ではもうすぐ梅が……」と涙で言葉を詰まらせた。
将基面さんは19年間村医を務め、01年に辞めて千葉に帰った。この間、医療にとどまらず青年たちと村の将来を語り合った。車座になって若者と酒を酌み交わした。村の人たちも熱い人情で遇した。
碑は14日、国道45号そばの高台にある思惟（しい）大橋コミュニティ公園に建立された。将基面さんと交流のあった村の建設会社会長、熊谷勝支さんが建てて村に寄贈した。石原弘村長も将基面さんに教えを受けた一人で、23日の定例会見を同公園で開き、碑を案内した。
碑は二つあり、いずれも花こう岩製。向かって右の碑（幅約2メートル、高さ約1・6メートル）の正面に「無医村に花は微笑（ほほえ）む」とあり、下に夫婦の名前が記された。やや小さい左の碑には「花笑みの村」とある。梅の花は二つとも、上部に刻まれている。
建立の構想は96年に持ち上がり、台座だけが造られたが、碑は23年ぶりにようやく実現した。将基面さんも静かに喜んでいるという。【鬼山親芳】
https://mainichi.jp/articles/20190724/k00/00m/040/019000c 同じ東北でも、秋田県の上小阿仁村とはえらい違いだこと
やはり裏切り者の出羽仙北３郡は清原氏の血か‥‥ 医者はみんな年に何億円も貰ってるんだから住民に少しくらい奉仕するのは当たり前だと思うんだけど… 正直この医師夫婦は碑なんかより福祉に金使ってくれって天国から思ってそう >｢村に骨をうずめるつもりで｣行った将基面さんは普通の医者とは一味違う。地域の祭りや運動会などの催しや飲み会にも積極的に参加し、住民の中に溶け込んでいる。
みんなから尊敬されるだけでなく友達のように付き合ってきた。
夫人の葬儀には、三陸海岸の最果てから木更津市へ200人もの村民がバスを連ねてやってきた。このときの状況は、吉村昭の小編｢梅の蕾｣に感動的に描かれている。 >>23
奥さんMDSだったのか…うちの親父と同じだ。 >>23
話の最後のほうはちょっといろいろあれだったのかねえ。 普通は有難がるものだが、年中無休で24時間働けと言って無理難題を押し付けて医者を追い出したクズ村もあるんだよな 田野畑駅には地下通路がある
使う人はいない
なぜ？地下通路 吉村昭好きだけどこれ読んでなかったから、早速注文したわ 一方あの村では、白装束に五寸釘を持って夜な夜な参ってるそうな >>35
雪の多い地域にはよくあるよ
会津若松駅前も地下通路ある 秋田のあそこって隣接する市の総合病院まで車で20分なんでしょ？
そら診療所いらんわ 医者本人でなく奥さんの葬儀に岩手から千葉までバス連ねるって相当な愛されっぷりだわ >>29
今ならタイプによっては長生きできるかもしれないけど当時じゃなあ >>23
最後の数行で、美談なのか、なんなのか。
難しいのかね。 この前BSで放送してた三浦友和と伊藤蘭が主演のドラマのモデル？ 吉村昭は長編は評価が高いけど、短編がなぜかあまり注目されないんだよな
「梅の蕾」は文春文庫の『遠い幻影』に入ってる
ぜひ一読してほしい >>48
そうっぽいね
しかし蘭は演技下手だなーw >>41
ありがとう
雪が降らないから想像できなかった >>19
キッズさあ、無報酬医者おるの、知ってる？ 経歴だけ見ると上級国民なのに、飯塚とのこの違いは・・・
慢心、環境の違いがあるんだろうか 転勤族の妻の私が思うに奥さんド田舎に転居でストレスから病気になったんじゃ…。 こういう記事を見るとやはりあの村を思い浮かべてしまうね。 太平洋側と日本海側の違いか？
畠山鈴香も秋田のいじめの中で育った
日本海側の山形では、マット死事件もあってどうも良い印象は無い 上小阿仁村を地図で位置確認したが、車で抜ける気もしない。
気狂いに出くわしたら大変だからな。 上小阿仁村の連中はここの村民の爪の垢を煎じて飲めよ >>1
吉村昭結構読んでるけど、これは知らない
しかし凄い苗字だ >>58
金ももらわず医者をやるやつはいない
小学生かな？ >>62
東北は他県にいくのにどこも山越えだからなぁ 母親の実家もクソ田舎だけどよそからわざわざやってきた医師夫婦は尊敬されてるぞ
夫婦の子供も地元にすぐ溶け込んで遊びまくってたけどやっぱり頭良いから中学卒業後は寮のある都市部の名門校に進学した 例の村で通じる上小阿仁村
あっとほーむでえがおのあふれるたのしいげんかいしゅうらくよていち >>33
狭い地域は助け合わないとやっていけないよ
海外も同じ >>4
銅像とかかと思ったんだが。
どうせならマウント・ラシュモアみたいに岩を彫ったら良かったのに。 >>4
結構立派過ぎてビビるぜw本当に感謝してんのな こないだBSでドラマやってたな
三浦友和が医者役で出てた >>46
白鳥先生の「りゅうおうのおしごと」に出てきても「またいつもの架空名字か、ワロス」で終わったな。
珍しい名字なのでぜひ書籍に載せて刊行してもらいたい 岩手の話なのにお前ら上小阿仁村のことしか言わんのかww 辞めたいって言っても聞いてもらえなかったあの島のお医者さんはどうしてんだろ今
確か条例か何かを変えてまで留めたんだよな >>17
この前にニュースに上がってたの髭左近だっけか
あの人と並べたい名前だ 将基面さんか。格好いい名前だな
秋田のあの村と比べられるのは致し方あるまい
岩手はまだマシ このスレは秋田と岩手で盛り上がってるはず
青森県民はさみしいぞ >>23
現在でも一番早い新幹線は東京から盛岡まで約2時間半だが、盛岡から田野畑までは3時間近くかかる
ﾜﾛﾀ(^ω^) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
