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小4遺体近くにリュック=帰宅後、塾行く間に被害か−埼玉県警
2019年09月19日16時06分

 さいたま市見沼区の集合住宅に住む小学4年進藤遼佑君(9)が殺害された事件で、遺体が発見された住宅のメーターボックス内に進藤君のリュックサックがあったことが19日、捜査関係者への取材で分かった。英会話塾の教材が入っていたとみられ、埼玉県警は学校からいったん帰宅した後、塾に行く間に襲われた可能性があるとみて、両親らから当日の経緯を聞いている。

 メーターボックスは集合住宅の各戸にあるが、遺体が見つかったのは空き家のものだったことも判明。県警は何者が空き家だと知った上で、発覚を避けるため遺体を隠したとみている。

 司法解剖の結果、進藤君の死因は、ひものようなもので首を絞められたことによる窒息死だと分かった。メーターボックスは高さ約180センチ、幅50〜60センチ。奥行きが30〜40センチと狭いことなどから、別の場所で襲われ、運び込まれたとみられている。

 捜査関係者によると、ボックス内で見つかったリュックサックは進藤君の持ち物だが、学校の登下校には使っておらず、英会話塾に行く際に使っていたとみられるという。