捜査現場で高級腕時計盗んだ疑い 警察官逮捕 宇都宮
2019年9月19日 18時35分
先月、宇都宮市で男性が死亡していたマンションの部屋を捜査のため訪れた栃木県警の35歳の巡査部長が、室内から300万円相当の高級腕時計を盗んだとして逮捕されました。
逮捕されたのは宇都宮中央警察署刑事第１課の巡査部長、仁平陸夫容疑者（35）です。
栃木県警察本部によりますと仁平巡査部長は先月16日、宇都宮市で男性が死亡していたマンションの部屋を捜査のため訪れた際、室内から300万円相当の高級腕時計を盗んだ疑いが持たれています。
今月10日、別の県の警察本部から「中古品の買い取り業者が、栃木県警の警察官を名乗る人物から高額な腕時計を買い取るよう申し出を受けた」という情報が寄せられ栃木県警が捜査していました。
調べに対し仁平巡査部長は「借金があった。被害者に対し申し訳ないことをしてしまった」と供述し、容疑を認めているということです。
栃木県警の藤田裕之首席監察官は「警察官がこのような事案を起こしたことは誠に遺憾であり、被害者および県民の皆様に心からおわび申し上げます。事実関係を調査し、厳正に対処いたします」とコメントしています。
