双子の男子児童に暴行の疑い 寺子屋食堂の理事長逮捕 神奈川県警

 小学生の男子児童2人を蹴るなどしたとして、神奈川県警多摩署は19日、暴行の疑いで、NPO法人「川崎寺子屋食堂」の理事長、竹岸章容疑者(72)=横浜市港北区新吉田東=を逮捕した。
 「頭をたたきましたが、暴行ではありません」などと供述している。

 逮捕容疑は5月17日午後5時半ごろから同8時ごろまでの間、川崎市多摩区菅北浦の「菅こども文化センター」内で、勉強を教えていた11歳の双子で小学6年の男子児童2人に対して、頭を教科書でたたいたり、足を蹴ったりしたなどとしている。

 同署によると、竹岸容疑者は「(双子の児童が)勉強中におしゃべりをしていたのを注意したが、やめなかったのでたたいた」と話しているという。
 児童らの母親が同署に相談して事件が発覚した。

 「川崎寺子屋食堂」では、平成29年から母子家庭や生活保護の家庭の小学生らに勉強を教え、食事を提供する活動をしていた。
 同署に同様の相談がほかにも数件あるといい、同署が捜査を進めている。

産経新聞 2019.9.19 19:04
https://www.sankei.com/affairs/news/190919/afr1909190042-n1.html