https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190920/k10012090861000.html

温暖化対策求め150か国以上で若者などが運動
2019年9月20日 6時08分

ニューヨークで行われる国連の温暖化対策サミットを前に、世界の150か国以上で若者などが温暖化対策を訴える運動が20日から始まります。

この運動は、スウェーデンの16歳の少女、グレタ・トゥーンベリさんの呼びかけで行われ、グレタさんが毎週金曜日に学校を休んで温暖化対策を訴え続けてきたことから「未来のための金曜日」と名付けられました。

20日から来週の27日金曜日にかけ、日本を含めた世界150か国以上で予定されていて、ソーシャルメディアを通じてグレタさんの訴えに共感した若者を中心に合わせて数百万人が行進などをして、各国政府に対し再生可能エネルギーの導入をはじめ温暖化対策をより強化するよう求めることにしています。

また、この運動に参加するため、ニューヨーク市は公立学校の生徒が休むことを認め、オーストラリアの一部の州も公務員が休みを取ることを許可したほか、世界の2000以上の企業が従業員の休みを認めたり、営業をとりやめたりするということです。

運動のきっかけとなったグレタさんは、ニューヨークでの催しに参加し、23日の国連の温暖化対策サミットでは各国の首脳を前に演説する予定で、温暖化対策を求める若い世代の声が世界のリーダーたちに届くのか注目されます。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190920/K10012090861_1909200605_1909200608_01_02.jpg