「うどん県」と言われるほど、うどんを愛している香川県。そんな香川県民の中には、讃岐うどん専門店「丸亀製麺」のうどんに否定的な意見を持つ人もいる。
たびたび話題になる内容だがここ数日SNS上で、Twitterのトレンド1位になるほど、香川のうどんについての議論が活発におこなわれている。

きっかけとなったのは、讃岐うどんについての情報を発信しているサイト「麺通団」の団長である田尾和俊氏の日記(http://www.mentsu-dan.com/#diary)。
田尾氏は9月14日の記事内で、「丸亀製麺の社長がテレビで語った讃岐うどんの歴史は間違っている」と指摘。さらに、丸亀製麺に対するネガティブな感情の原因を、

(1)香川県の会社ではないにも関わらず、「讃岐うどん」を名乗っている
(2)香川県には「丸亀製麺所」という会社が存在しているが、それを把握した上で「丸亀製麺」と名付けた
(3)自らが讃岐うどんの代表かのように全国ネットのテレビや雑誌などで「讃岐うどんの歴史や文化」を語っているが、間違いなどが多い
(4)全国のマスコミやジャーナリストたちが丸亀製麺を讃岐うどんの代表の一つであるかのように扱い始めた

と、分析している。この日記を読んだ、あるTwitterユーザーが、「香川県民が丸亀製麺に対して抱いている思いが細かく書かれている」という内容とともに日記のスクリーンショットを投稿。このツイートは約3万件リツートされ注目を浴びた。

Twitterでは、「丸亀と名乗っているのに香川県と関係がないなら、怒るのも当然」「マズくないけど、讃岐うどんではない」
「メニューが邪道」などの否定的な意見や、「うどん食べたい時は丸亀に行く」「讃岐うどんを広めたのは丸亀」など、肯定的な意見もみられ、未だ議論は続いている。

なぜゆかりが無いのに「讃岐うどん」?丸亀製麺に聞いた

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香川県民が丸亀製麺に対して、あまり良い印象がないのは、上記(1)にもあるように運営会社である株式会社トリドールホールディングスが、香川県にゆかりがなく、兵庫県発祥という点が大きな要因のようだ。

今回のうどん論争を、株式会社トリドールホールディングスはどう捉えているのか。同社広報の斎藤氏に取材した。

今回の指摘を既に把握していたという斎藤氏は、丸亀製麺が「讃岐うどん」の専門店と謳っている理由について、次のように説明する。

丸亀製麺は、創業者の粟田貴也が讃岐地方の製麺所の風情と、その場で食べた「手づくり・できたて」の讃岐うどんの味に感動し、その感動を広く世間に伝えたいと考え製麺所スタイルで営業を開始しました。
質問していた、香川との関わりへの直接的な言及を得ることはできなかった。
続けて麺通団・田尾氏の日記でも指摘されていた「ここのうどんは生きている」というコンセプトへの疑問について質問すると、次のような回答が返ってきた。

丸亀製麺のうどんへのこだわりについて、全国すべての店舗で、小麦粉から打ち立ての麺を作っています。
工場で大量生産をせず、作り置きもせず、“打ち立て・生”にこだわるのは、新鮮なうどんのおいしさをお客様にお届けしたいからです
。また、新鮮なうどんのおいしさをお届けするために、茹でたての麺をお客様にお届けすることにもこだわっています。
取材では、あわせて

・讃岐うどんの歴史が間違っているとの指摘があるがどう考えるか
・香川県に出店した際、「亀坂製麺」という店名にしていたにも関わらず、その後「丸亀製麺」に戻したのはなぜか
・香川県に積極的に出店しないの理由は何か

といった質問も投げたが、同社側から回答を得ることはできなかった。

最後に斎藤氏は、「ネットで話題になっている記事をはじめ、私どもはすべてのお客様のお声を真摯に受け止め、より多くの方々に喜んで頂けるように努めてまいります」と締めくくっていた。

https://blogos.com/article/405108/
BLOGOS しらべる部2019年09月19日 07:26

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2019/09/19(木) 08:43
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