>>138
イラク戦争を経済から見ると面白いことが判る

サダムフセイン政権下の原油権益は、西クルナはロシアのルクオイルが
ナハルウマルは仏トタルが押さえ(*ロシアに戦争前に売却舌と見られる)、アメリカはイラクの権益を何一つ持たなかった
もし仏トタルから輸入すれば手数料を支払わなければならなかった
(米シェブロン、米エクソンモービルらが歯噛みしたのは言うまでもない)

1991年以降、フセイン政権下ではイラクからアメリカに向けて原油輸出されていない

ところがフセイン政権崩壊、IS戦争の惨禍を経て1日生産量が戦前レベルに復帰すると
アメリカへの原油輸出が始まった(昨年初出荷)今ではイラクの原油の多くがアメリカに向かう

*220万バレルではアメリカは2割程度だったが、18年400万バレルに達したのだが、その200万バレルの増産分の大半が
アメリカ向けということから(CNN)19年の今ではイラクの原油の約5割がアメリカ向けだと判断される
(尚、米エネルギー省は安保の観点から供給ルートを詳細には公表していない。イラクの名前は何処にも出ていない
 全て「サウジ・クウェート以外のその他中東」の一括りである)

フセイン政権が承認していたロシアなどの米以外の権益は、傀儡政権で多くが無効とされ
(その合法性を巡って議論になってるが)めでたく米シェブロン、米エクソンモービルが
全量もしくはリードコントラクターをの座を入手し、イラク最大の油田のロシアが得ていた西クルナは米エクソンモービルが、
マジュヌーンは米シェブロンが(*18年売却)得たが、当然莫大な利益を得た

経済権益は、政権の意向を左右し
大統領選で物を言うのはカネなので、トランプの意思に関らず
アメリカに戦争を起こさせる動機となるのだ