自民党の岸田文雄政調会長は22日、シンガポール訪問を終えて帰国した。外相在職日数戦後2位の経験を生かし、1年4カ月ぶりの外国訪問で内外に発信。「ポスト安倍」への意欲をアピールした。憲法改正論議の推進に決意も示したが、足元の岸田派内に慎重な意見があり、帰国後は試練が待ち受ける。

 岸田氏は、吉田茂元首相に次ぐ戦後の外相在職記録を持つ。リー・シェンロン首相との会談で「旧交を温めることができた」と旧知の仲を同行記者団に強調。次期首相候補とされるヘン・スイキャット副首相にも会い「人間関係を引き続き大事にしていく」と語った。

2019.09.22(Sun)
https://www.daily.co.jp/society/politics/2019/09/22/0012724309.shtml