今回の事件現場付近では数日前から多数の住民に青葉容疑者の不審な姿が目撃されていた。
台車に携行缶を載せて歩き回り、公園で野宿する巨体の男。なぜ警察はこの怪しい人物に職務質問できなかったのか。
伏見署は「事件前に不審者に関する通報はなかった」というが、近くには交番もあるのに、京都府警はそんなに人手不足なのか。
元神奈川県警刑事の小川泰平氏は、
「容疑者は自宅から遠く離れた場所で野宿し、所持金もわずか。照会すれば強盗の前科も分かる。事件前に職質すれば要注意人物としてマークできたはずです」
様々な不運が重なった今回の事件。だが、警察の対応はただの「不運」では片づけられない。