台風19号が通過した13日朝、先月の台風15号で住宅の被害が大きかった千葉県鋸南町では、屋根に張られていたブルーシートの多くがはがれ、住民からは落胆の声が聞かれました。

このうち、およそ100世帯が住む鋸南町の岩井袋地区では台風15号で住宅への被害が大きく、住民は壊れた屋根などにブルーシートを張って応急的に修理していました。

しかし、台風19号で再び強風が吹き多くの住宅でブルーシートがはがれたり破れたりして電線に引っ掛かっている様子が見られました。

避難所で夜を過ごした住民たちは朝早くに自宅に戻り、自宅の状況を確認するとがっかりした様子でブルーシートを拾うなど対応に追われていました。

六原武さん(75)は「防水シートがはがれないよう上から木材で押さえていたが全くだめだった。こんな大きな台風が来ることはこれまで1度もなかったのに、1か月で2回も来るなんて思いもしませんでした」と話していました。

また、屋根一面に張ったブルーシート2枚が落ちてしまった石井庸一さん(58)は「応急修理が終わりこれから復旧だという時にことばがありません。再び一からやり直しです」と話していました。

2019年10月13日 10時06分
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