停電まとめ(午後6時)「浸水した場合 ブレーカー切って」
NHK 2019年10月13日 19時06分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191013/k10012129851000.html

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台風19号の影響で、首都圏などでは合わせて10万戸余りで停電が続いています。
東京電力は、建物が浸水した場合には漏電のおそれがあることから、ブレーカーを切るほか、
水につかった電気製品は使用しないよう注意を呼びかけています。

東京電力によりますと、強風や大雨による浸水で送電設備が被害を受けたため、
首都圏や静岡県などでは13日午後6時の時点で合わせておよそ10万1100戸で停電が続いています。

このうち、先月の台風15号で
大規模な停電が長期化した千葉県では、
南房総市や市原市などで6万9800戸、
神奈川県では川崎市、
横須賀市など1万4800戸で停電しています。

このほか、
静岡県では8000戸、
東京都と群馬県ではそれぞれ2100戸、
埼玉県では2000戸、
茨城県では1300戸、
栃木県では600戸、
山梨県では300戸で停電が続いていて、
東京電力や経済産業省は、要請があった病院や避難所に電源車を派遣しています。

東京電力は、建物が浸水した場合には漏電するおそれがあることから、
ブレーカーを切るほか、一度水につかった電気製品は使用しないよう呼びかけています。

また、強風などで切れて垂れ下がっている電線を見つけた場合には、
感電のおそれがあるため近づいたり触ったりせず、東京電力のカスタマーセンターまで連絡してほしいとしています。

電話番号は、フリーダイヤル0120−995−007、有料電話では03−6375−9803で、24時間、受け付けているということです。

●長野県では4万5000戸余りが停電

長野県では、午後6時現在、県北部や東部を中心に合わせて4万5000戸余りが停電しています。
管轄する中部電力は被害状況の確認を急いでいて、13日中に復旧時期の見通しを明らかにしたいとしています。

台風の影響で中部電力の管内では12日夜から広い範囲で停電し、
13日午前1時ごろのピーク時には、長野のほか静岡や三重なども含む5つの県で合わせておよそ6万5230戸が停電しました。

このうち
長野県では、午後6時現在も40の市町村で合わせておよそ4万5460戸が停電していて、
軽井沢町でおよそ1万1430戸、
長野市でおよそ7620戸、
茅野市でおよそ4710戸、
佐久市でおよそ4440戸、
上田市でおよそ3340戸、
信濃町でおよそ2620戸、
佐久穂町でおよそ2370戸、
御代田町でおよそ2110戸、
飯綱町でおよそ1360戸、
小諸市でおよそ1290戸などとなっています。

中部電力は、復旧にあたる人員を長野県に重点的に派遣し、
倒れた電柱や切れた電線などの被害状況の確認を急いでいて、13日中に復旧時期の見通しを明らかにしたいとしています。

中部電力は、建物が浸水した場合には
漏電による火災の危険があるためブレーカーを切り、切れた電線には近づかないよう注意を呼びかけています。

●東北でも停電

東北電力の「停電情報」によりますと、午後6時時点で停電しているのは、
岩手県内では1900戸、
宮城県内で3100戸、
福島県内で3300戸となっています。

このうち
岩手県では
宮古市で1600戸で停電しているほか、
一関市や山田町などでも停電が続いています。

宮城県では
丸森町が1700戸、
石巻市が500戸、
角田市が400戸、
女川町が300戸、
大郷町が200戸、となっています。

福島県では
田村市が2100戸、
本宮市が800戸となっているほか、
いわき市や石川町などでも停電しているところがあります。

東北電力は「一刻も早く停電を解消できるよう全力で作業にあたっている」としていますが、
地域によっては「復旧まで長期間を要するところもある」としています。