ロシアがシリアで影響力拡大、米軍撤退の空白埋める−国境付近で監視

 (ブルームバーグ): 米国が見捨てたクルド人武装勢力を駆逐しようとシリアに侵攻したトルコ軍は、ロシアのプーチン大統領の策略にはまり、中東における戦略的な勝利を同大統領に手渡してしまったかもしれない。

 トルコのエルドアン大統領がシリア侵攻を命じてから1週間もたたない間にロシアはこの軍事作戦に対する忍耐の限界を表明し、同地域における影響力を印象づけた。
 シリアから最後の駐留軍を引き揚げさせ、米議員の多くが手ぬるいとみる対トルコ制裁しか打ち出していないトランプ米大統領の対応とは対照的だ。

 プーチン大統領のシリア担当特別代表を務めるアレクサンドル・ラブレンティエフ氏は15日、訪問先のアブダビで「われわれは常に、トルコに自制を求めてきた。シリア内のいかなる軍事作戦も容認できない」と言明。
 「トルコとシリアの国境は、政府軍の展開によって安全保障が確保される必要がある」と述べた。アブダビでは、プーチン大統領がアラブ首長国連邦(UAE)首脳らと会談した。

(以下略、続きはソースでご確認下さい)

Bloomberg 10/16(水) 4:51
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191016-69087390-bloom_st-bus_all