https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191016/k10012134171000.html

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埼玉県日高市では、あふれた川の水が一時ウズラの飼育施設に流れ込み、
全体の半数にあたる10万羽が溺れて死ぬ被害が出ています。

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埼玉県日高市新堀のウズラの飼育施設では、すぐ近くにある高麗川の水があふれ、
3棟ある建物が一時1メートルから2メートルほどの高さまで水につかりました。

施設では卵を生産するため20万羽のウズラをおりに重ねて飼育していましたが、
下の段のウズラが溺れて死に、被害は10万羽に上るということです。

また、ウズラのふんを運び出すベルトコンベヤーも浸水で故障し、16日朝は従業員などが
生き残ったウズラのふんを手作業で運び出していました。

施設では、25年ほど前にも浸水被害を受けたことがありましたが、今回ほどの浸水は想定外で、
復旧には半年ほどかかる見通しだということです。

経営者の本木裕一朗さんは「予想をはるかに超える浸水で対応できなかった。
少しでも生き残ってほしいと思っていたので、半数が生き残りほっとしている。
復旧に向けて頑張ります」と話していました。