神奈川県川崎市の武蔵小杉のタワーマンション群が大変なことになっている。
台風19号により、複数の棟が停電した上、復旧に最低1カ月かかるマンションもあり、エレベーターが止まり、明かりはつかず。
トイレ・ガスまで使用自粛が求められ、住民たちは想定外の事態に打ちのめされている。

武蔵小杉は、東急東横線やJR横須賀線、同南武線などが交差する通勤至便さが人気となり、この12年で、駅周辺にタワマン14棟が新築され、洒落たタワマン街の代名詞となった。

タワマンの多くは、地下に配電室を置いている。
それが、今回の大雨で地下に水が流れこみ、複数の棟で設備損傷、排水後も使いものにならなくなった。
マンションごとの特注品なので、納品に時間がかかるという。40階超のマンションの住民が、外出に階段を上り下りしなければならなくなっている。
上下水道のポンプも電気のため、断水もあり、下水も問題が起きている。高層階のトイレを含めた排水は、下水管を通じ下に流れていくのだが、屋外へ排水ができなくなり、下水管を逆流。
低層階のトイレや洗濯機、台所の排水溝から噴出してしまう事態になっている。

停電したマンションの管理組合のひとつでは、対策として各戸とも電気が復旧するまでトイレを使わないように申し合わせた。
ガスは使えるが、換気扇や警報機が使えないため、安全のためガスも使わないよう申し合わせた。
事実上、電気・ガス・水道のライフラインが使えない生活だ。

各戸に水1リットルと簡易トイレを配布、共用部分にトイレを設置したマンションもあるが焼け石に水だ。
乳幼児のいる家庭では、親族の家などに避難を始めた。

■緊急時トイレサバイバル術

ちなみに、そんな緊急時のサバイバル術があるのでお伝えしたい。
トイレの水が出ない、流せない時は、トイレを一時的にくみ取り式にして使うことができる。便座に大きなビニール袋を張り、中に新聞紙を詰める。
その上で便をし、袋の口を縛って燃えるゴミとして捨てる。簡易トイレに使われている便や吐瀉物用の除菌・消臭剤入りの凝固剤が市販されており、それを使うと臭いも消える。

さて、電気・ガス・水道に問題のないタワマンもあるが、被害ゼロではない。

武蔵小杉駅周辺は、もともと低湿地の上、タワマン林立で人口が急増したため、下水処理能力が追いついていない。
今回の台風で街のマンホールや下水溝から下水が逆流し、駅前道路が最大1・5メートルの高さまで冠水した。
しかも、川崎市上下水道局によると、この地域の下水道は雨水と生活排水を同じ管で流す方式だ。
なので、マンホールから逆流した水は、周辺住民数万世帯分の糞尿が混じっているのである。

市や不動産業者は、開発に見合ったインフラ・災害対策も講じてほしい。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191015-00000019-nkgendai-life
10/15(火) 15:00配信

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2019/10/16(水) 06:33
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