台風19号による豪雨で甚大な被害が出ています。今回の災害で亡くなった人は77人となり、堤防の決壊は、59河川の90か所に上っています。しかし被害の全容はまだ分かっていません。

■77人死亡 10人不明 346人けが

NHKが各地の放送局を通じてまとめたところ、今回の台風19号で、これまでに全国で77人が亡くなり、10人が行方不明となっています。
死亡したのは▽福島県で28人、▽宮城県で16人、▽神奈川県で14人、▽栃木県と群馬県でそれぞれ4人、▽長野県で3人、▽埼玉県、岩手県、茨城県でそれぞれ2人、▽静岡県と千葉県でそれぞれ1人です。

また、▽神奈川県や福島県など6つの県で10人が行方不明となっています。

このほか▽33の都府県で346人がけがをしています。

■堤防決壊は59河川90か所

国土交通省によりますと、台風19号による豪雨で川の堤防が壊れる「決壊」が発生したのは16日午後の時点で、7つの県の合わせて59河川、90か所に上っています。

国管理河川 決壊は7河川12か所
国が管理する河川で堤防の決壊が確認されたのは7つの河川の12か所です。
▽吉田川が宮城県大郷町粕川で1か所、
▽阿武隈川が福島県須賀川市浜尾で1か所、
▽千曲川が長野市穂保で1か所、
▽久慈川が茨城県常陸大宮市の富岡、塩原、下町でそれぞれ1か所、
▽越辺川が川越市平塚新田と埼玉県東松山市正代でそれぞれ1か所、
▽都幾川が埼玉県東松山市早俣で1か所、
▽那珂川が茨城県那珂市下江戸、常陸大宮市野口と下伊勢畑でそれぞれ1か所決壊しました。

これらの12か所についてはさらに川の水があふれないよう、コンクリート製のブロックを設置し、水を遮るシートで覆うといった応急的な補修工事を行っているということです。

7つの県が管理する合わせて55河川、78か所でも堤防の決壊が確認されています。

以下ソース先で

2019年10月17日 11時06分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191015/k10012131581000.html?utm_int=news_contents_news-main_003
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191015/K10012131581_1910150140_1910150457_01_02.jpg