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25日の大雨で、千葉県長柄町で水没した車に取り残されて死亡した88歳の男性が車の中から
家族に電話を掛けて助けを求めていたことが分かりました。

長柄町の岩瀬長寿さんは午後7時前、自宅近くの軽自動車の中から見つかり、病院で死亡が確認されました。
岩瀬さんはこの日、町内の高台に暮らす次男の家に避難するため向かっていましたが、
氾濫した一宮川の水流にのみ込まれて立ち往生したとみられます。
 
岩瀬さんの次男:「『水につかってエンジンが止まった』と。『窓も開かない』と。『椅子まで水が入って来ちゃった』と。
最後の会話が『首まで水がつかった』」
 
電話を受けた岩瀬さんの次男は助けに向かおうとしましたが、途中の道路が冠水や土砂崩れで通行止めになっていて、
たどり着けなかったということです。長柄町ではこの他にも川に転落した軽自動車の中から54歳の男性が見つかり、
死亡が確認されました。