https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191106/k10012166121000.html

ことし話題になった言葉に贈られる「新語・流行語大賞」の候補が6日発表され、「令和」や「命を守る行動を」、
それにラグビーワールドカップにちなんだ「にわかファン」や「ONE TEAM(ワンチーム)」など、30の言葉がノミネートされました。

「新語・流行語大賞」は、1年の間に話題になった出来事や発言、流行などの中から世相を表現した言葉を選ぶ賞で、
6日、ことしの候補となる30の言葉が発表されました。

社会現象や時事問題に関連した言葉としては、新しい元号の「令和」、消費税率の引き上げに関連した「キャッシュレス/ポイント還元」と
「軽減税率」、職場や就職活動で女性がヒールのある靴の着用を強制されることに異議を唱える「#KuToo」、タレントが事務所を通さずに
直接仕事を受けることを指す「闇営業」などがノミネートされています。

また、ことし起きた災害に関連して、気象庁などが呼びかけた「命を守る行動を」と台風の接近に伴って列車の運転を順次取りやめた
「計画運休」が選ばれました。

世相や流行に関する言葉としては、タピオカドリンクを飲むことを表現した「タピる」や、米津玄師さんがプロデュースし、
NHKの「みんなのうた」で放送された「パプリカ」などがノミネートされています。

スポーツでは、日本のプロ野球と大リーグで活躍したイチロー選手が引退会見で発した「後悔などあろうはずがありません」や、
女子ゴルフの海外メジャー大会、全英女子オープンで優勝した渋野日向子選手に関連した「スマイリングシンデレラ/しぶこ」などが選ばれました。

また、ラグビーワールドカップ日本大会に関連する言葉として、「ジャッカル」「にわかファン」「4年に一度じゃない。一生に一度だ。」
「笑わない男」「ONE TEAM(ワンチーム)」の5つが選ばれ、選考委員会は「最も注目されたのはラグビーワールドカップ関連の用語の数々である」
とことしの傾向を分析しています。

「新語・流行語大賞」は、12月2日にトップ10と年間大賞が発表されます。