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2019/11/11(月) 03:15:04.17ID:lTa4DfkY9カンボジア 野党党首の自宅軟禁 条件付きで解除
2019年11月10日 17時51分
カンボジアの裁判所は10日、最大野党の党首の自宅軟禁について、政治活動への参加禁止などの条件付きで解除すると発表しました。野党関係者への締めつけを一層強めるフン・セン首相としては国際社会の批判をかわすねらいがあると見られます。
カンボジアの首都プノンペンの裁判所は10日、最大野党「救国党」の党首、ケム・ソカ氏の自宅軟禁を解除すると発表しました。
その理由として、「健康状態などを考慮した」としていますが、一方で政治活動への参加禁止や海外への渡航禁止などの条件もつけています。
ケム・ソカ氏は2年前に国家反逆の疑いで逮捕され、去年、保釈が認められましたが、自宅軟禁の状態が続いていました。
カンボジアでは強権的なフン・セン首相のもと、解散を命じられた最大野党が不在のまま去年、選挙が行われ、与党がすべての議席を独占する結果となりました。
さらに国外で生活を続ける最大野党の前の党首が帰国すると予告したことを受け、ことし8月以降、野党関係者など60人余りが逮捕されるなど、締めつけが一層強まっています。
こうしたフン・セン首相の政治手法に対し、EUが制裁を検討していることなどから、今回の軟禁解除の発表は国際社会の批判をかわすねらいがあると見られます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191110/K10012171841_1911101810_1911101814_01_02.jpg