https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191110/k10012171931000.html


台風の被災地で秋の互市 農産物や植木を販売 宮城 大崎
2019年11月10日 19時52分

先月の台風19号で大きな被害を受けた宮城県大崎市鹿島台で、農産物や植木を路上で販売する恒例の秋の「互市(たがいち)」が始まりました。

大崎市鹿島台の「互市」は、地域の産業振興を目的に明治43年から開かれている歴史がある「市」で春と秋の2回、開催されます。

会場になっているJR鹿島台駅近くの沿道には、旬の野菜や鉢植えなどを販売するおよそ200の店が並び、訪れた人たちが目当てのものを次々と買い求めていました。

鹿島台地区は台風19号によって広い範囲で浸水する被害が出たため、開催の中止も検討されたということですが、復興を後押ししようと予定どおりの開催となったということです。

会場では、大崎市にある鹿島台商業高校の生徒と教員合わせて13人が募金活動を行って、来場した人たちに協力を呼びかけていました。大崎市鹿島台の互市は12日まで開かれます。

復興を後押し 会場で募金活動
石巻市から来た64歳の女性は、「東日本大震災で被災した時には本当にたくさんの人に助けてもらいました。募金が復旧に少しでも役立ってほしいです」と話していました。

高校2年生の永沢紗椰さんは「テレビなどで被災した町を見て、つらい気持ちになりましたが、被災した方々に元気を届けられるように活動しています。たくさんの人に募金をお願いしたい」と話していました。


https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191110/K10012171931_1911101949_1911101952_01_02.jpg