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“「桜を見る会」は問題ない“ 招待者数精査は検討 官房長官
2019年11月11日 13時44分

総理大臣主催の「桜を見る会」をめぐり、野党側が参加者数や支出が増えていると批判していることについて、菅官房長官は、実態に合わせて開催に必要な予算を要求しており問題はないという認識を示す一方、今後、招待者数の精査を検討する考えを示しました。

総理大臣主催で行われている「桜を見る会」をめぐり、先週の参議院予算委員会で、共産党の議員が、参加者数や支出が年々増えているほか、安倍総理大臣の地元の後援会からも多数の人を招待しているなどと批判しました。


これについて、菅官房長官は、午前の記者会見で「『桜を見る会』は、昭和27年以来、総理大臣が、各界で功績や功労のあった方々をお招きし、日頃のご苦労などを慰労するとともに親しく懇談する内閣の公式行事として開催されており、内閣官房および内閣府で最終的な取りまとめを行っている」と述べました。

そのうえで、「来年度の概算要求では、テロ対策の強化や混雑緩和の措置など、近年に講じた改善点を反映させており、実態にあわせた要求を行っている」と述べ、予算の要求額に問題はないという認識を示しました。

一方、「招待者数を精査する考えはあるか」と質問されたのに対し、菅官房長官は、今後検討する考えを示しました。

自民 石破氏「首相が呼ぶなら公平性要求される」

自民党の石破元幹事長は記者団に、「誰をどう招待するかは招待者の権能によるのではないか。ただ一般論で言えば、総理大臣が呼ぶなら当然、公平性が要求される」と述べました。

また「私は『桜を見る会』に自分の後援会を招いてはいない。そういう枚数があったら、期数の若い議員にあげたい。党の役職をしている時に枠があったが、使ったことはない」と述べました。


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