公正、公平な採点は可能となるのでしょうか。「大学入学共通テスト」の記述式問題の採点を行うベネッセの関連会社は採点ミスを防ぐため、設問ごとにアルバイトの学生などを3人以上割り当てて行うと公表しました。

センター試験に代わる「大学入学共通テスト」は再来年1月に実施され、初めて国語と数学に導入される記述式問題の採点はベネッセの関連会社「学力評価研究機構」に委託されます。

しかし、民間事業者に公正、公平な採点業務が行えるのかという指摘が相次ぎ、この関連会社は採点の方針をホームページ上で公表しました。

この中では、模擬試験などで年間3000万枚の採点を行うなど、会社には採点業務のノウハウがあるとしています。そして、共通テストでは、設問ごとにアルバイトの学生などを3人以上割り当てることで、採点ミスが起きないように取り組むとしています。

この関連会社については大学入試センターから問題と正答例が試験を実施する前に知らされる仕組みになっていることが明らかになり、入試の専門家から問題の漏えいにつながらないかと懸念する声が上がっていました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191113/k10012175061000.html