安倍晋三首相が主催し毎年4月に新宿御苑で開かれている「桜を見る会」。地元山口県下関市の後援会関係者数百人を同会に招待していたとして8日、共産党の田村智子議員から国会で追及を受けた安倍首相。しかし、2013年から16年の「桜を見る会」には後援者どころか統一教会(世界平和統一家庭連合)関係者を招待していた。

◆世界戦略総合研究所

招待されていたのは統一教会の関連政治団体・世界戦略総合研究所の小林幸司事務局次長だ。小林次長は教団系のメディア・世界日報の関係者でもある。

安倍晋三は民主党政権時の2010年と12年に同研究所が主催した特別集会とシンポジウムに出席、講師とパネリストを務めており、その関係から同研究所の小林次長を継続して招待したものと思われる。

◆国会議員らが定例会で講師

世界戦略総合研究所の阿部正寿所長は1969年に行われた合同結婚式の参加者(12双)で、教団広報局長などを歴任した古参幹部だ。

同研究所にはこれまで多くの国会議員との関係が発覚している。定例会等では2010年から17年にかけて安倍晋三、秋元司、義家弘介、山田宏、下村博文、中川秀直、衛藤晟一、
中略
小田原潔が講師を務め、下村、義家、上野通子、磯崎仁彦は2013年の阿部所長の出版記念会に出席。2016年には上野が議員会館使用の便宜を図った。〈参照:米国政府への“逆失望”発言の首相補佐官に本紙副代表は1月から“失望中”|やや日刊カルト新聞、世界戦略総合研究所 旧HP(閉鎖)〉


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