兵庫県警車両車線変更でバス事故

http://www3.nhk.or.jp/lnews/kyoto/20191115/2010005169.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

13日、久御山町の高速道路で乗用車が突然、左に車線変更しようとし、
避けようとした観光バスがポールにぶつかりながら道路の分岐点の直前で停止しました。
乗用車は、兵庫県警の捜査車両で、京都府警は物損事故として捜査しています。

13日午後4時すぎ、久御山町の第二京阪道路の久御山ジャンクションの近くで
追い越し車線を走っていた乗用車が突然、左に車線変更しようとし、
避けようとした観光バスが分離帯のポールにぶつかりながら分岐点の直前で停止しました。

警察によりますと、観光バスに乗っていた50代の運転手やタイからの観光客など
あわせて27人にけがはなかったということです。
乗用車はバスと接触しておらず、そのまま現場から走り去りましたが、その後の調べで、
車は、兵庫県警甲子園警察署の捜査車両で30代の男性警察官が運転し、
同僚も乗っていたことがわかりました。

京都府警は、捜査車両が周囲を確認しないまま車線変更しようとしたために
バスが事故を起こしたとみて物損事故として捜査しています。
甲子園警察署は「関係者の方々にはご迷惑をおかけしました。職務中の交通事故であり、
今後、交通事故防止について指導を徹底します」とコメントしています。

【動画投稿男性“身内に甘いのでは”】。
事故にあった観光バスのドライブレコーダーの動画には、当時の状況が映っています。
動画では、高速道路の追い越し車線を走っていた白っぽい乗用車が
急に左にハンドルを切り、観光バスのほうに寄ってきます。
これを避けようとした観光バスは、走行車線を左にそれて分離帯に入り込み、
ポールにぶつかりながら、道路が分かれる直前で停止しました。
この際、複数の乗客が叫ぶ声も聞こえます。

ドライブレコーダーの動画をツイッターに投稿した男性は、事故のあと、
幅寄せした車が兵庫県警の捜査車両だと知ったということで、NHKの取材に対し、
「警察は非を認めたうえできっちりと謝り、関係者を処分してほしい。
それができないのなら身内に甘いのではないか」と話しています。

11/15 20:12