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香港警察「大学は暴徒の基地」と非難 取締り徹底か
2019年11月16日 4時39分香港 抗議活動

抗議活動で混乱が続く香港では、警察が若者らが拠点としている一部の大学について「暴徒の基地になっている」などと非難を強め、中国政府も相次いで非難や警告の談話を発表したことなどから近く警察が徹底した取締りに踏み切るのではないかとの見方が強まっています。

香港の警察は15日の定例会見で、一部の若者らによる放火などの過激な行為を非難したうえで、キャンパスに若者らが立てこもる一部の大学について「火炎びんの製造や弓矢を射る練習をしており、キャンパスが暴徒の基地になっている」などとして、強制排除も辞さないとする姿勢を示しました。

また、行政長官につぐナンバー2の政務官も「暴徒たちの行為は市民生活を脅かすもので、このままでは香港が奈落の底に落ちてしまう」と非難しました。

さらに、中国政府で香港を担当する香港マカオ事務弁公室は談話を発表し、「習近平国家主席は暴力犯罪分子の処罰を断固支持する考えを示し、秩序回復に向けた最も強いメッセージを発した」などとして、抗議活動を続ける市民や若者に警告しました。

警察はここ数日、若者らとの大規模な衝突を避けていることもあって、一部の幹線道路は、妨害活動で依然として通行できない状態が続き、休校となった各大学でも、バリケードが築かれたままとなっていますが、中国政府の支持を背景に、近く警察が徹底した取締りに踏み切るとの見方が強まっています。

中国政府 抗議活動に厳しい態度示唆
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