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山手線 運転再開 新ルート使用開始
2019年11月16日 18時03分山手線

来年春の「高輪ゲートウェイ駅」の開業に向けた線路の切り替え工事で、大規模運休をしていたJR山手線は、工事が終わり安全が確認できたとして、午後4時すぎに運転を再開しました。

JR山手線では品川駅と田町駅の間に来年の春、開業する「高輪ゲートウェイ駅」の開業に向けた大規模な線路の切り替え工事が16日未明から行われました。

この影響で、山手線のおよそ3分の1にあたる大崎駅から東京駅を経由した上野駅までの区間が始発から運休していましたが、工事が終了し、安全が確認できたとして、午後4時すぎに、全線で運転を再開しました。

これ以降の山手線は、内回り線・外回り線とも建設中の高輪ゲートウェイ駅を通過する新しいルートでの運行となります。

一方、京浜東北線の品川駅と田町駅の間の区間は引き続き運休していて、17日の始発から運転が再開される予定です。

再開直後 大崎駅には大勢の人
大崎駅では運転再開する山手線の最初の電車に乗車しようと、先頭車両が止まるホーム付近には大勢の人たちが詰めかけました。

そして、午後4時ごろに運転が再開され、電車のドアが開くと、次々と乗り込み、社内はあっという間に人でいっぱいになっていました。

運転が再開したことについて、千葉県市川市の76歳の男性は、「再開が4時ごろだと聞いていたので、1時間半ほど時間をつぶしてから来ました。けさ、来るときは別のルートを使って遠回りしたので、予定どおりの再開でよかったです」と話していました。

また、品川区に住む60代の女性は、「電車が止まっていたので午前中は出かけないようにしていました。電車がないといかに不便か感じました。大変な工事だったと思いますが予定どおり終わらせてくれてよかったです」と話していました。

一方、再開したことを知らなかったという品川区に住む30歳の女性は、「電車が止まっていると思って大井町駅から大崎駅まで20分かけて歩いてきました。ふだんそれほど歩かないので大変でした。再開したと聞いてよかったと思います」と話していました。