https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191116/k10012179731000.html

台風19号被害 福島県内のJRの運転見合わせはすべて解消
2019年11月16日 12時31分

台風19号の影響で一時、全線で運転を見合わせた福島県内を走るJR磐越東線は最後まで不通だった区間でも16日から運転が再開されました。これで、台風の影響による福島県内のJRの運転見合わせはすべて解消されました。

福島県郡山市といわき市を結ぶJR磐越東線は台風19号の影響で線路に土砂が流れ込むなどの被害を受け、一時、全線で運転を見合わせていましたが16日、最後まで不通だった小野新町駅からいわき駅までの区間で運転が再開されました。

16日朝は午前9時前に小野新町駅のホームにいわき行きの列車が到着し、待ちわびていた地元の人たちが乗り込みました。

磐越東線は今月6日に郡山駅と小野新町駅の間で運転を再開しましたが、16日に復旧した残りのおよそ40キロの区間は、川の氾濫で線路の土台の盛り土が流出するなどしていて運休が続いていました。

小野新町駅を利用する70代の女性は「運休していた期間はいわき市の病院まで兄弟に車で送ってもらっていたので、運転が再開されてよかったです」と話していました。

この区間の運転再開で、福島県内のJRの路線は、すべて復旧しました。

一方、福島県以外では、青森県と岩手県を走る八戸線や水郡線の茨城県内の一部区間など台風の影響による運転の見合わせが続いている区間があります。

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